§57. オリジナル織り模様の作成

 Photoshopに限らず、各ソフトは夫々オリジナルのパターンを提供しています。Photoshopのこのようなパターンを使用したチュートリアルを参照しつつ、GIMPで独自の手法で実践してみました。参考にしたチュートリアルは、 pshero の、 Creating Custom Patterns です。

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     完成画像。

Step1-4 入力した文字レイヤーを統合後。

Step1-7 左右反転し適切な位置に移動。

Step1-12 作成したパターン。

Step 1

 オリジナルパターンの作成。

    1/ 新しい画像を作成します。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=640×400
    背景=白

    2/ 文字コード表を起動し、フォントに Webdingsを選択し、任意の文字を入力します。

    作例では、一文字づつ別個に入力しています。

    3/ 別個に入力した各文字のレイヤーを統合します。

    統合したレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

    4/ 統合したレイヤーを拡大/縮小します。

    5/ 統合したレイヤーを複製します。

    統合したレイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    6/ 複製したレイヤーを左右反転し、適当な位置に移動します。

    7/ 複製したレイヤーをオリジナルのレイヤーと統合します。

    統合したレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

    8/ 統合したレイヤーを複製します。

    統合したレイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    9/ 複製したレイヤーを上下反転し、適当な位置に移動します。

    10/ 複製したレイヤーをオリジナルのレイヤーと統合します。

    統合したレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

    11/ 統合したレイヤーを拡大縮小して適切な大きさにします。

    作例では、70×70で作成しています。

    12/ パターン部分の選択領域を作成し、コピーします。

    【NOTE】 コピーした段階でパターンダイアログに、パターンの名称=クリップボードで一時登録されますが、気に入ったパターンであれば保存するようにします。

Step2-3 ブレンドの適用。

Step2-5 ガウシアンぼかし適用後。

Step 2

 オリジナル織り模様の作成 ー 1

    1/ 新しい画像を作成します。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=640×400
    背景=白

    2/ 描画色と背景色を変更します。

    描画色=3649bd(HTML表記)
    背景色=0c125e(HTML表記)

    3/ 背景レイヤーにブレンドを適用します。

    設定:
    ブレンド=描画色から背景色
    形状=線形
    ブレンド適用方向=右上から左下

    4/ 布地っぽくするために背景レイヤーにRGBノイズを適用します。

    設定はDefaultのまま。

    5/ 背景レイヤーをぼかします。

    フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかし

    ぼかし半径=X,Y共に 2。

Step3-2 パターンの適用。

Step3-3 バンプマップの設定。

Step3-3 バンプマップ。

Step3-6 画像を少し明るく。

Step 3

 オリジナル織り模様の作成 ー 2

    1/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Pattern
    背景=透明

    2/ Patternレイヤーに、Step1で作成したパターンを適用します。

    パターンダイアログでクリップボードを選択し、イメージウィンドウ上にドラッグドロップします。

    3/ 背景レイヤーにバンプマップを適用します。

    フィルタ>マップ>バンプマップ

    設定は左図参照。バンプマップには、Patternレイヤーを指定します。

    4/ Patternレイヤーを非表示にします。

    5/ 背景レイヤーに軽くぼかしを適用します。

    フィルタ>ぼかし>ガウシアンぼかし

    ぼかし半径=X,Y共に 2。

    6/ 画像が暗いので明るくします。背景レイヤーを複製します。

    背景レイヤーを右クリック>レイヤーを複製

    複製レイヤーのプロパティの変更

    6/ 背景コピーレイヤーのレイヤーモードと不透明度を変更します。

    レイヤーモード=覆い焼き
    不透明度=60

Step4-4 RGBノイズの適用。

Step4-5 ベベルの適用。

Step4-8 バンプマップの設定。

Step4-8 文字を入力して完成。

Step 4

 飾り。

    1/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Ribbon
    背景=透明

    2/ Ribbonレイヤー上で矩形選択範囲を作成します。選択範囲を適当に回転させ、適切な位置に移動させます。

    3/ Ribbonレイヤーで、選択範囲を適当な色で塗りつぶします。作例では、ffffb5(HTML表記)を使用しています。

    4/ RibbonレイヤーにRGBノイズを三回適用します。ショートカット、[CTRL]+[F]。

    フィルタ>ノイズ>RGBノイズ

    設定はDefault。

    5/ Ribbonレイヤーにベベルを適用します。

    フィルタ>装飾>ベベルの追加

    設定:
    厚さ=5
    コピーで作業する=チェックを外す

    6/ Ribbonレイヤー上にテキストを置くために、任意のテキストを入力します。

    作例では、 フォント=ALS Script
    サイズ=35

    7/ Ribbonレイヤーを選択し、バンプマップを適用します。

    設定は左図参照。バンプマップには、入力したテキストレイヤーを選択します。

    8/ 文字レイヤーを非表示にして完成です。

実画像。

Step3-5でガウシアンぼかしを適用しない場合は、この様になります。

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初版作成: 2011/01/01
Presented by HIPPO